愛知県豊田市のお宅にて古書､古本を片づけました｡ | 名古屋市で古本出張買取なら古書河島へ！愛知県全域・春日井・尾張旭・瀬戸市・一宮市・岡崎市・豊田市…

2019年4月13日(土曜日)
4月11日(木曜日)は愛知県豊田市にお住いのお客様からご依頼頂きました｡
お問い合わせのお電話を頂いた際､お持ちの書籍の内容を詳しくお教え頂いたのですが､残念ではございますが､現在は全く需要が無い品です｡
お断りする方向でお話を進めていたところ､お客様は弊店に辿り着かれる前に色々な古書店にご依頼されたご様子で､お持ちの書籍に価値が無い事は既にご承知でした｡
場所を空けなければいけない関係で､処分をご希望されておみえです｡
どうしたものかと悩みましたが､とてもお困りのご様子でしたので､実際に書棚を拝見しにいく事を決めさせて頂きました｡

古書､古本にも流行り廃りがあり､全ての書籍に価値があれば良いのですが､現在は極一部の珍しい本がもてはやされて､ありきたりの本は全くお買い上げ頂けないのです｡
ただお客様と古書店店主とでは価値観が往々にして違いますので､冊数を多くお持ちのお客様の場合には､中には価値がある書籍もあるかもしれません｡
お電話でお聞きしていない書籍に一縷の望みを託しました｡

木曜日の朝､お客様のお宅に到着したところ､笑顔でお出迎え頂き､感謝に堪えません｡
ご処分されたい書籍は客間の押し入れに収められてありました｡
扉を開くと､床から天井まで､棚があり､手前に見える本だけでは無く､奥にも収められてあるのがわかります｡
一瞥した限り､各古書店の不良在庫となっている悩ましいタイトルばかり｡
お客様から､｢難しいかもしれませんが､なんとかお願い致します｣と感じよくご依頼頂きますと､どうしても断りづらく､とりあえず片付ける方向で作業を開始致しました｡
見えない部分に､買取が出来る本がある事を願いながら､用意したダンボール箱に詰め込んで参ります｡
世紀末(1999年)頃であれば､まだ古書店で売れていた本ばかりで､既に手遅れといったところの書名ばかり､するとご子息がご幼少期に読まれていた児童書の中に価値ある本を発見しました｡
ただ口絵が切り取りされている場合が多いので､確認したところ､しっかり欠落しており､肩を落とします、、、、

くじけそうになりながら､引き続き作業をしていたところ､現在も需要がある本を発見しましたので､買取金額をメモに書き入れて参りました｡

その他にも若干数ではございましたが学術系文庫､全巻揃っていれば高評価出来る書名の端本にお値段をおつけし､合計の買い取り金額を申し上げたところ､お客様には､お金になるとは思われていなかったそうで､とてもお喜び頂けました｡
あまり良い金額がお支払い出来ず､とても心苦しかったのですが､このようにおっしゃっていただけますと､綺麗に客間の押し入れの中を片づけた甲斐がございます｡

ご依頼主様､この度は河島書房をご用命頂き､誠にありがとうございます｡
またご縁がございました際には宜しくお願い申し上げます｡